3. ファイルの操作
書類には、ベクター、ビットマップ、OLE、または PostScript オブジェク
トが混在します。
ベクター
ビットマップ
PostScript
OLE
直線、曲線セグメントなどで作図したオブジェクトです。
ベクターオブジェクトは、品質を維持しながら大きく拡大
できます。長方形、円、テキストなどはベクターオブジェ
クトの例です。
ラスターイメージとも呼ばれ、ピクセルと呼ばれるドットの
配列で構成された画像です。各ピクセルには、特定の色
および位置が割り当てられています。低解像度の画像
を出力すると、斜線などがぎざぎざになる場合がありま
す。
PostScript と呼ばれるページ記述言語で定義された画
像です。このオブジェクトには、ベクター、またはビット
マップデータなどが混在します。PostScript オブジェクト
を読み込む場合は、データを解析するか、プレビューの
み表示するように指定します。
OLE とは Object Linking and Embedding の略で、
Windows 版にしか存在しません。OLE は、米国マイク
ロソフト社が開発した、複合ドキュメントの規格であり、他
のアプリケーションで作成したオブジェクトを、書類にリン
ク、または埋め込むことができます。
ファイルの表示
既存のファイルを開くには:
1. 「ファイル」メニューから「開く」を選択します。
2. ファイル形式、フォルダおよび開くファイルを選択します。サポートさ
れるファイル形式に関しては、「付録 B -サポートされるファイル形
式」を参照してください。
3. 「開く」をクリックします。
システムに存在しないフォントがファイルに含まれる場合、置き換えフォントを
指定するダイアログボックスが表示され、別のフォントを指定することができ
ます。
Windows エクスプローラでファイルのアイコンをダブルクリックしたり、ファイルの
アイコンをデスクトップ上のソフトウェアのアイコン上にドラッグすると、アプリケー
ションが自動的に起動し、ファイルが表示されます。
ダブルクリックして、ファイルを開
きます。
ベクターオブ
ジェクト
ビットマップ
オブジェク
解析した PostScript
ブジェクト
OLE オブジェクト
書類の新規作成
書類を新規作成するには、「ファイル」メニューから「新規」を選択します。
ファイルの読み込み(インポート)
現在開いている書類に、既存のファイルを読み込むには:
1. 「ファイル」メニューから「読み込み」を選択します。
2. ファイル形式、フォルダおよび読み込むファイルを選択します。サ
ポートされるファイル形式に関しては、「付録 B -サポートされるファ
イル形式」を参照してください。
3. 「読み込み」をクリックします。オブジェクトの境界線が表示されます。
[Tab] キーで、境界線上のカーソルの位置を変更できます。[Esc] キーを押す
と、読み込み処理が停止します。
22
© 2010 SA International
    "