RIP 処理でファイルに埋め込まれた入力 ICC プロファイルを使用する
には、「埋め込み ICC プロファイルを使用」をチェックします。埋め込み
プロファイルの名前がリストされます。
「CMYK シミュレーションを使用」をチェックすると、RGB 入力プロファイ
ルを使用して RGB 画像をいったん読み込んでから CMYK に変換し、
CMYK 入力プロファイルを使用して再び読み込みます。
他のソースからの ICC プロファイルの追加
他のソースから ICC プロファイルを追加するには、コンボボックスから
「追加」ボタンをクリックします。
ICC入力プロファイルの設定
画像を中間カラースペースに変換するのに使用する ICC 入力プロファ
イルを選択します。ここでは 3 種類のプロファイルが指定できます。
CMYK
RGB
グレー
CMYK 入力プロファイルは、ジョブに含まれる CMYK 形式のデー
タに適用されます。CMYK 画像は、他の出力デバイス用に既に色
補正され、色分解が行われています。可能な限り、CMYK 分解に
使用したデバイスのプロファイルをここに指定してください。完全
に一致するプロファイルがない場合、SWOP(CMYK SWOP、また
は High End SWOP)など、一般的なインク用のプロファイルを使用
してください。
RGB 入力プロファイルは、ジョブに含まれる RGB 形式のデータに
適用されます。RGB 入力プロファイルには、通常モニタ、またはス
キャナのプロファイルを使用します。スキャナで取り込んだ画像を
直接使用した場合などは、スキャナのプロファイルを使用すること
を推奨します。画面上で色の補正を行った場合、モニタのプロファ
イルを RGB 入力プロファイルで指定してください。
グレー ICC プロファイルは、ジョブに含まれるグレースケース形式
のデータに適用されます。これは通常、グレースケールスキャナ、
またはグレースケールモニタのプロファイルに相当します。
レンダリング用途の設定
レンダリング用途は、入力ファイルのカラースペースをどのように出力
デバイスのカラースペースにマッピングするかを定義します。
レンダリング用途は、ジョブを構成する 4 種類のオブジェクトに対して
指定できます。
ビットマップ
ジョブファイルに含まれるビットマップ画像(ラスター画像)に使用
するレンダリング。
ベクター
PostScript、DXF、Adobe Illustrator などのベクターベースのファ
イルに含まれる円、多角形、直線、弧、ベジエ曲線などのベクター
オブジェクトに使用するレンダリング。
テキスト
PostScript などのベクターベースのファイルに含まれるテキストオ
ブジェクトに使用するレンダリング。
グラデーショ
ン
PostScript などのベクターベースのファイルに含まれるベクター
ベースのグラデーションオブジェクトに使用するレンダリング用
途。ビットマップファイルで作成したグラデーションには「ビットマッ
プ」用レンダリングが使用されます。
透明をホワイ このボックスをチェックすると、画像内の透明な部分またはオブ
トとして印刷 ジェクトのない部分を、空白として残さないで白で印刷します。
DCS ファイ
ルにインク配
分、リニアラ
イゼーション
を適用
従来の DCS ファイルは 4 色 (CMYK) で構成されています。ライ
トカラー (CMYKLcLm) を含む 6 色の色分解が可能なインクの配
分設定を適用する場合は、このオプションをチェックします。
CMYKLcLm カラーモードの印刷では、より多くの色を表現するこ
とができます。詳細は、「インクの配分」を参照してください。
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