8. 輪郭カットと仮想プリント&カット出力
画像印刷と輪郭カットの両機能を備えた出力デバイスが多く提供され
ています。これらのデバイスはプリント&カット装置として知られていま
す。
本ソフトウェアを使って、プリンタでジョブを印刷して、印刷されたメディ
アをカッターにロードしてカットすることで、プリント&カット装置と同じ結
果を得ることができます。これは、「仮想プリント&カット」出力と呼ばれ
ています。
輪郭カット用のジョブの設定
プリント & カット装置または仮想プリント & カットで輪郭カットを行うに
は、ジョブは次の条件を満たす必要があります。
グラフィックデザインソフトウェア:
• ジョブがベクターオブジェクトである。
• 輪郭に「CutContour」という名前の線種が割り当てられている。
AutoCAD:
• ジョブがベクターオブジェクトである。
• 輪郭線として使用される全てのオブジェクトが、「CutContour」
という名前のレイヤー上にある。
プリント & カット装置の出力
輪郭カットを含むジョブを出力するには:
1. 「輪郭カット用のジョブの設定」で説明されている通りにジョブを設
定します。
2. プリント & カット装置のデバイス設定にジョブを追加します。
3. 「ジョブプロパティ」ダイアログを開いて、「ワークフロー」タブを選択
します。
4. 「送信」設定を「プリント & カット」に設定します。
5. 「送信」をクリックします。
ジョブの印刷後、輪郭をカットします。
仮想プリント&カット出力
本ソフトウェアでは、プリンタとカッティングデバイスの両方を使って、プ
リント&カット装置と同様の結果を生成する機能が提供されています。
自動位置合わせカッターでの仮想プリント & カット出力
1. 「輪郭カット用のジョブの設定」で説明されている通りにジョブを設
定します。
2. 仮想プリント & カット出力の前半部分で使用するプリンタのデバイ
ス設定にジョブを追加します。
3. 「ジョブプロパティ」ダイアログを開いて、「ワークフロー」タブを選択
します。
4. 「カットジョブの送信」をチェックして、仮想プリント & カット出力の後
半部分で使用するカッターを選択します。
「ワークフロー」タブでカッターを選択すると、カッター用のデフォ
ルトのトンボが自動的にジョブに挿入されます。
5. 「送信」をクリックします。
ジョブの RIP と印刷が終了すると、ジョブのカット処理部分が自動的
にカッター設定の「保留キュー」に表示されます。
6. プリンタから出力メディアを取り出し、カッターにロードします。
7. メインウィンドウのツールバーで「送信」ボタンをクリックします。
8. カッターのパネルのコントロール機能を使って、最初の自動位置合
わせ用のトンボ (マークされていない場合は右下) にカッターのヘッ
ドを合わせます。
9. 「OK」をクリックして、輪郭をカットします。
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